ご注文のちょこっとスツールを製作しています。
樹種はブラックウォールナットです。座面は一枚板で耳付きですが、板の幅が広かったので人工的に加工して作っています。
スツールの脚は、木工旋盤で円錐に削り出しています。
座板と接続する部分は角度をつけた2段ホゾを、治具を使ってルーターで削り出しています。そのため、座面側は直角にホゾ穴を開けても四方転びのような傾斜のついた脚になります。
脚も座板も鉋をかけて仕上げます。
脚は木工旋盤の段階でペーパーを当てて仕上げることもできますが、細かい横線がたくさん入るのが個人的に嫌なので鉋をかけています。
座板にボール盤でホゾ穴を開けて仮組みしました。
ホゾ穴は、2段ホゾ専用のキリを作っているので、一瞬で開けることが出来ます。
接着はコニシのボンドEセットを最近は使っています。エポキシ樹脂系の接着剤で、普通のエポキシより耐水性、耐久性があるようです。
昔、普通のエポキシを使ったスツールの接着部分が、梅雨時期の湿気でブヨブヨになったことがありました。なので今はEセットです。
接着剤が乾いたら、脚を仕上がり高さにカットして塗装をすれば完成です。
この後の作業の様子はツイッター、インスタグラムにアップしていきますので是非ご覧ください。
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