8月の7日〜9日に九州へ登山に行ってきました。
当初、北アルプスの裏銀座を4日間かけて縦走する予定でしたが、台風が関東甲信越地方に接近するとの予報で急遽九州に変更となりました。
九重山へ続く真っ直ぐな道。
九重には夏も冬も登りに来ていて、今回は今まで登ったことがなかった三俣山と大船山を登ることにしました。
登山はすがもり峠から登り、避難小屋に荷物をデポして三俣山へ。
すがもりの避難小屋から40分ほど登ると、最初に三俣山西峰に着来ました。三俣山と言うだけあって、ピークが他に本峰、南峰とありますがここが一番見晴らしが良かったです。
三俣山を下山し、坊ガツルへ。
山の中に湿原が広がっています。
テントを張って寝床の準備。坊ガツルキャンプ場は地面が草になっているため、寝心地もなかなかです。炊事棟、水場、トイレもあります。
法華院温泉山荘。有人小屋で、名前の通り温泉があります。もちろん山価格のビールも売ってます。食事はランチタイムのみでした。
温泉はこんな感じで、よく見ると湯の花がめちゃめちゃ浮いてます(笑)
蛇口やシャワーが一応ありますが、冷水しか出ません。石鹸やシャンプーも使用禁止なので、身体を流すだけです。
翌日は大船山へ。
ひたすら樹林帯を進みます。9合目までほぼ展望はありません。
大船山9合目の展望。真ん中に見えるのが久住山、右端に見切れているのが前日に登った三俣山です。
大船山9合目から見える山頂。まだ結構あります。
9合目から30分ほど登ると山頂へ。
隣の山の上にも草原が見えます。
地図に載っていた御池もありました。登山道が続いていたので、見に行くことも出来そうでした。
そしてまた坊ガツルへ下山、テントを撤収し、さらに長者原まで下山しました。
長者原に下山後、車を走らせ祖母山の麓ゲストハウスLAMP豊後大野へ。とんでもなく山奥にあります。しかし、小学校を改装した建物はとってもオシャレな雰囲気です。
HPにあった鉱山跡地を見学に行こうと思ったのですが、立ち入り禁止になっていて遠くから眺めることしか出来なかったのが残念でした。
翌朝は5時に出発です。尾平登山口から黒金尾根を登り、天狗岩、祖母山山頂を経て宮原尾根を下山し尾平登山口に戻ると言う周回ルートで歩きます。
地図に載っているコースタイムは約8時間と、祖母山の中ではハードなルートです。ちなみに最短だと4時間で往復できるルートもあるようです。
しばらく渓流沿いを歩き、吊り橋を渡ると渡渉が2箇所出て来ます。水量が少なければ石伝いに行けば濡れませんが、増水すると渡れなくなるので注意が必要です。
その後渓谷を離れ尾根に上がって行きます。ここからはキツイ登りが延々と続いて行きます。
6合目付近、一瞬展望が開けます。黒金尾根、絶景no.2との看板がありました。中央より右側に見える岩峰が天狗岩です。
8合目付近にある天狗の水場。2週間以上雨が降っていなかったのであまり期待してなかったのですが、かなりしっかり湧水が出ていました。おそらく川上渓谷の源流の一つでしょう。
5時間近く歩いて9合目の稜線に到着します。ここから一旦古祖母方面に歩いて天狗岩を目指します。
天狗岩に向かう途中展望が開けて祖母山の全景が見えました。ここから天狗岩まで絶景が続きます。
天狗岩には崖をトラバースして渡ります。この下は50mくらい垂直に切れ落ちているのでかなりビビりました。
正面には傾き山、その下には僕達が登って来た尾平鉱山の登山口が見えます。
右手には九州1ハードと言われる傾山から祖母山にかけての縦走路。いつかここも歩いて見たい。
天狗岩を後にし、祖母山へ向かいます。
緩やかな岩場を登り、
梯子を登り、
さらに梯子を登り、
崖を登り、
祖母山山頂に!
山頂には祠もありました。
展望は正直天狗岩の方が良かったですが、ここまでの道のりは非常に登り応えがありました。
そして宮原尾根を通って一気に下山。
下山がめちゃめちゃキツかったです。とにかく長い。
下山後、尾平登山口から。
LAMPの駐車場に着いた時には16時を過ぎていました。朝5時出発だったので11時間行動です。
急登や渡渉、岩場などバリエーションに富んだ非常に良いルートでした。体力に自信のある方は是非トライしてみてください!
コメントをお書きください