会社でのデスクワーク用にホワイトアッシュのブックマッチでテーブルを作りました。
ブックマッチとは、本のように板を半分に割ってパカっと広げ接ぎ合わせた天板のことをさします。
もともと使用した板の厚みは10cmほどありました。その板を帯鋸盤という大きなノコギリのようなついた刃物でちょうど半分に割って2枚に分けます。その後、手押し鉋盤と、自動鉋盤という機械を使って平面を出し、厚みを4cmに揃えます。
接合部分に補強材のビスケットを入れて接ぎ合わせをします。接着剤はオーシカのピーアイボンドを使っています。2液性で水に強く、仕上げた時に接着層が一番目立たないと思います。
接着後、1日乾燥させてから鉋をかけます。ホワイトアッシュは割と硬い木ですが、木目が通直で鉋がけは容易です。
その後、天板裏にレッグジョイント金物の加工を施し、サンドペーパーで全体を綺麗に磨いてオイル塗装で仕上げます。
サイズは長さ160cm、幅70cm、高さ72cmとなっています。27インチのiMacを置いてもゆったり使える大きさにしました。大は小を兼ねると言いますが、デスクでもこれくらいのサイズはあった方が使いやすいと思います。
ホワイトアッシュは道管が太いので、普段文字を書く時にはレザーのデスクマットを敷いて使っています。
1枚板でデスクを作れればなお良かったのですが、ブックマッチでも納得の仕上がりになりました。ご覧になられたい方は、ご来店された際にお伝えください。
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