ご注文頂いているブラックウォールナットの鉋がけをしました。写真は天板裏面で、荒削りで横ズリの途中に撮りました。
ブラックウォールナットは比較的硬い樹種ですが、逆目もおきにくいですし、鉋はかけ易いです。時々釘や鉄砲玉が入っているのが難点ですが(この板も小さな釘が出て来ました)。反りも少ないのでテーブルには非常に向いている木だと思います。
おそらく来週末には加工が終わって塗装が出来そうです。
同時に今取り組んでいるのがこの椅子の修理です。友達のお母さんが持ってこられました。脚のホゾの接着剤が切れてぐらついていて、外れないように紐で補強してありました。
椅子のメーカーは柏木工さんです。岐阜県の飛騨高山にある老舗家具メーカーです。きくらではシビルチェア等を扱っています。このベンチは1986年に発表されたウィルダネスシリーズで、30年以上前に購入したそうなので、発売当初のものでしょう。きっと家族の思い出がたくさん詰まったベンチなんだと思います。
脚のホゾは一本一本丁寧に外して、どれがどこに挿さっていたか記しておきます。こういったホゾ組みの椅子はグラグラしだしても簡単には抜けないので、結構バラすのに時間がかかりました。
ホゾに付着していた、劣化してグズグズになった接着剤をサンドペーパーで落としています。多分新しく接着剤を付けた時に効きが違うハズです。
今日の修理の作業はここまででした。また後日組み立て直します。他に今日はベンチの製作、丸太のカウンターの製作、栃のテーブル天板をncにかけたりしました。詳しくはtwitterやInstagramをご覧ください。
ちなみに椅子の修理は専門ではありません。不具合がおきた際はご購入店、またはメーカーに直接お問い合わせされることをオススメいたします。