ダイニングテーブルになるような大きな板一枚板を小さな鉋でどうやって平面にしていくのか疑問に思ったことはありませんか?同じところばかり削っていると、当然凹んできますし、機械で作った平面も崩れてしまいます。また、機械で平面にした後でも、湿度等の環境の変化で一枚板は反りが出てきます。
そんな場合でも鉋で平面を作っていくコツは、鉋の荒削りで横ズリ、斜めズリをして色々な角度から順序良く削っていくことです。一般的によく見る繊維方向に削るのは、一枚板を削る場合には仕上げのほんの少ししかしません。(僕の場合ですが…)僕がテーブルの天板を削る際には、ほとんどの時間を荒削りである横ズリ、斜めズリに当てています。
CNCで平面を出した後、数日寝かせて板の動きを見ます。それから鉋で先ずは横ズリで写真の繊維方向に対して直角側の平面を出していきます。片側だけでなく、両サイドから繰り返し削っていきます。
これが出来たら今度は斜め45度に削っていきます。今度も両サイドから削っていくのがポイントです。この時逆目が出ないようにしておくと仕上げでの削りがグッと楽になります。
ここまでくるとほぼ平面が出ていますので、最後に繊維方向に仕上げ削りをすればまっすぐ平面の出た板の完成です。
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